相続手続き、何から始めれば

相続手続きは、期間が決まっているものがあります

手続きの中には期間が決まっているものもあります。
相続税の申告・納付は相続開始から10カ月以内、相続放棄は3カ月以内とされています。

スケジュールを立てましょう

いつまでに何をすればいいのかをスケジュールで立てて、もれのないように手続きを進めましょう。

まず、期限があるもの、短いものを優先すべきです。
一般的には、相続税申告が10ヶ月なので、それを中心にスケジュールを考える方法があります。(相続放棄がないパターンとしてお考え下さい)

相続税申告のためには、遺産分割をしなければいけませんね。
遺産分割をするためには、相続財産を把握しなければいけないので、各銀行から残高証明書を請求する必要があります。

そして、残高証明書を請求するためには、
①預金口座の名義人が死亡したこと
②窓口へで手続きをしている人が相続人であること
を証明しなければいけないので、その前に戸籍謄本を集めておかなければならない、ということになります。

つまり、戸籍謄本を集め、各銀行で残高証明書を請求し、相続人全員で遺産分割をして、その後ようやく相続税申告をするという流れになります。

この流れに沿っていただければ、相続による名義変更の登記のために必要な書類の準備ができます。
名義変更の登記は、相続税申告の手前のタイミングで行うのがおすすめです。

一連の手続は、お仕事をしながらですと、時間がかかり手こずるかもしれません。
信用できる専門家の力を上手に利用して、ストレスの少ない形で進めることをお勧めします。