元気なうちに「老後」について考えよう
今はお元気でも、「もしも」の事態はある日突然やって来ます。
その「もしも」は、人それぞれです。
入院だったり、事故だったり、高齢であれば認知症の発症もあり得ます。
依頼者様とお話をさせていただく中で、ご本人が元気なうちに確認しておけばよかったと思うこと、兄弟姉妹で事前に話し合っておけばよかったと思われることを挙げていきます。
(ご家庭によって事情は異なりますので、あくまでご参考です)。
早いもので今年も霜月、11月に入りました。年末年始ご家族一同がお集まりになる際、軽く話題にするのはいかがでしょうか。
晩年の親御さんの介護
親御さんが晩年に寝たきりや認知症になって介護が必要になった場合、生活拠点を自宅にするか、施設にするか。
単に施設といっても、グループホーム、特養、サ高住など選択肢があります。
どこで、どのように過ごしたいか。その際の費用はどうするか。
治療方針について
がんになった場合、どのような治療を受けたいか、余命宣告を受けることを希望するか。
また、どのような延命治療を希望するか。胃ろうや人工呼吸器をつけることについての希望はどうか。
葬儀やお墓について
もし死亡した場合、連絡して欲しい親戚、知人や友人はどなたか。
ご葬儀の規模やお墓、それらの費用はどうするか。
相続について
誰に何を相続させるのか。形見分けで、誰かにあげたいものはあるか。
遺言書を書くかどうか。
相続人全員での協議が難航しそうなご事情があれば、遺言書を書くことをおすすめします。
重要書類の保管場所など
預金通帳、保険証券、年金手帳や不動産の権利書のような、重要書類の保管場所はどこか。
自分で財産を管理することが難しくなったら、誰にどのように任せるか。
以上のようなことを決めたり、相談しておけば「もしも」が突然やって来ても不安は少ないと思います。
そうでないと、突然訪れた「もしも」の事態に、気持ちの整理が追い付かないまま、様々な決断を迫られることになってしまいます。
とはいえ、子供からはなかなか切り出しにくい類の話題です。
できれば親御さんのほうから、主導的にお話されることをおすすめします。
お元気なうちのほうが、できることの選択肢が多いのは事実です。
もう少し専門的なお話を聞いてみたいなと思いましたら、気軽にお電話ください。